天ぷらを作った後のお楽しみ

 

天ぷら大好き、まめてんです。

 

天ぷらってアツアツが美味しいので、片付けは後回し。

作ったら、一刻も早く食べます。

 

パクパクパク…

あぁー、お腹いっぱい。

満腹満腹。

余は満足じゃ。

 

幸せな気持ちで食べおわり

台所に行くと

 

ババーーーン!

作業台に、粉があっちこっちに飛び散り

卵液と粉が混ざった、ドロドロ衣が残るボウル。

そんなボウルに、つっこんである菜箸。

 

グッチャーーーっ!

鍋の周りに、ポタポタたれて固まっている衣。

油が溜まっている、網をのせたトレイ。

切ったけど使わなかった、キッチンペーパー。

 

ドドーーーン!

油があちらこちらにはねている、コンロと壁。

換気扇も、きっとベタベタしてそう。

床に敷いてあるキッチンマットまで、なんかツルツルしてる。

 

 

はーぁ。

満腹で幸せいっぱい夢いっぱい、からの

地獄絵図。

天ぷら揚げながら、ちゃちゃっと片付けできればいいのですがね…

手際よくないんです。

自分で書いててガッカリしてきた。

 

さぁ、この地獄キッチン。

どこから見ても、地獄。

流し台は阿鼻叫喚。

ドロドロボウル

カピカピ菜箸

ベトベトトレイの

叫びが聞こえてくる。

 

おっと、その流し台に食器が来たーーー。

この食器も、油ベトベト。

 

スタイじゃなくて、なんだっけ

えーっと、古くなった布巾などを切っておくもの

拭いたらポイする用の布よ

名前がーーー、えーと

あっ

ウエス!

ウエスで食器の油を拭き取らないと。

 

 

しかし

こんな地獄にも

希望の光が。

 

ワクワク

ドキドキする。

 

天ぷら作りのフィナーレを飾るにふさわしい、アレ。

 

子どもの頃、憧れていた。

やってみたい、と思っていた。

 

アレが

今ここに!

 

 

固めるテンプルーーーーー!

 

 

ほんと、やってみたかった。

小さい頃に見たTVのCM。

うわー、油があんなに固まって

うわー、鍋からツルっと取れる!

楽しそう!

やりたいやりたい、あれやりたい!

しかし、母は牛乳パックに入れて処理する派。

実家ではできなかった。

 

結婚し、実家を離れ

自分で料理をして

やっと会えたね、固めるテンプル。

 

固めるテンプルは、アツアツの油に

白い粉をさらさら~と入れます。

 

天ぷらを揚げ終わってすぐ

さっさと油に入れておくべき。

私は、楽しみをとっておきたいので、わざわざ食後にします。

食後だと、油が冷めているので温めないといけませんが…

 

粉を入れたら

箸でぐるぐる混ぜます。

気分は、「ねるねるねるね」の魔女。

ねればねるほど色が変わって~

で、おなじみ。

まぜればまぜるほど色が変わって~

って、いや、変わらんし。

白い粉入れたから、そりゃ白くなるよね。

 

まだ、劇的な変化はなし。

しばらく待つ。

この間に

流し台で食器たちを洗い

地獄キッチンを片付けます。

 

はぁ、軽いマラソンだわ、こりゃ。

さすが地獄。

 

阿鼻叫喚が聞こえなくなった、流し台。

地獄だったキッチンが、だんだん現世に戻ってきた。

 

ああ、我が家のキッチンよ。

良かった…

 

さて、鍋の中。

おおっ、固まってきた!

 

そろそろ、プルンって取れる?

ねぇ、取っていいかな?

と、白く濁った油にこっそり話かける。

 

いいよ

と、声は聞こえないけど、まぁいいか。

フライ返しを入れてみる。

 

あ、あれ。

取れない。

ツルっと取れない。

ちょっと鍋にくっついてる。

ツルっと取れないのか…

 

何回か固めるテンプルしてるんですが

あんなにツルっと取れたことは、ないです。

なんだろなー

油の温度?もうちょっと待つべき?

油の声をちゃんと聞いていないから?

 

まぁ、でも鍋の油が

プルっと固まって

ポコっと取れるのは

とても楽しい。

 

 

天ぷらなどの揚げ物をした後の

憂鬱な片付け作業。

固めるテンプルが待ってる

と、思うとがんばれるのです。